2005年07月15日

ユーザーとメーカーと海の向こうについて

negashoku.jpg先日書いたリヤショックのバンプラバーの件で、油圧機メーカーからメールが帰ってきた。
結論から言えば、単品での販売は「No」だそうだ。
残念だけど、これはこれでメーカーの姿勢なので致し方ないと思う。


っが!
一つ二つ考えさせられる事があったので書いてみる(自分の中で整理するためにも)

注)画像は記事の内容と一切関係ありません。えぇ、決して・・・
まず思ったのは海外メーカーならどうだ?ということ。
今販売されているKTMやGASGASはオーリンズやマルゾッキという専門メーカーのものを使っているわけだけど、かのメーカーはどんなものなんだろう?
そんな高級サスを付けた車輌を持ちあわせていないからなんとも言えないのだが、対応してくれるんじゃないかな?

あれはレーサーとその部品だから対応してくれる?
いやいや、ウチには1950年代のTriumphのパーツリストがあるが、「すべての部品」にナンバーが振ってある。つまり入手可能なのだ。
ヨーロッパではそういう歴史があるのだろう。

なぜ?
推測だが、あちらの人は自分でいじることに喜びを見出し、それを趣味とする人が多いのではないかな?
だからメーカーも部品の供給に心を砕かざるを得ないというわけだ。
供給できないメーカーの製品は売れない・・・とも言えるかも知れない。
もちろん整備などしないで乗りっぱなしの人もいるだろうし、モペッドやスクーターといった類のものは(一部を除いて)この限ではないだろう。

対して日本は?
いくつかの点で問題があると思う。
  1. まず、制度として重要保安部品などは個人が整備することを原則禁じている。
  2. 次に日本には自分で整備するという習慣自体が少ない(少なくとも人口比率から言えば間違えではないだろう)
  3. さらに2番目の理由から、ユーザーの技術レベルが非常に低い。「カスタムはするが整備はしない」ユーザーが多すぎる。
  4. さらにさらに、ワシの経験から言えば、非常に高度な整備書と非常にレベルの低い雑誌の整備記事の中間に当たる書籍が少なく、ユーザーが整備をする際のガイドラインとなるものが少なすぎる。

このような理由から国内メーカーは「ユーザーの安全」という錦の御旗の元に、パーツを非分解部品とし、パーツの供給を行っていないのではないかと思うのだ。
ま、小難しい話はともかく、乱暴を承知でひと言で言えば「ユーザー不信」なわけだな。

実際に返信されたメールには次のような部分があった。
まず、ご質問の部品(バンプラバー)はダンパーロッド部分に装着されているウレタン製のストッパーラバー(チェラスト)を指しておられるのでしょうか?

もしそうであれば単品での部品交換は一般ユーザー様、もしくは一般の販売店サービスでは無理と思われます。
リヤークッションASSYについては部品取り扱いとして非分解部品となっており、専門の解体治具などがないと分解できない構造となっております。
そのため、メーカー部品リストには単品交換部品として扱われていないのです。

これは該当部品(バンプラバー)を交換するためには外装部品(スプリング、スプリングシートなど)を専用治具で取り外し、下側取付部のロアーメタルをロッドから外す必要があるのですが当部品の締結にはネジロック接着剤を塗布してあるため取り外しは出来ない構造となっております。

はい、理由は分かったんですけど、事情は理解したくないですね。
っていうか、そんな一方的に決め付けられるのも不愉快な話なんですけどね(▼▼メ)

(実際にバラしたことあるし)
なんでユーザーは「できない」って決め付けるんですか?
なんでダンパー本体よりもチュラスト(っていうらしい)の方が寿命短いの?
いや、それはまだ許せるとして、それならなんで部品で供給しないの?
そして、なぜ一般ユーザでも交換できる構造にしておかないの?

たった数百円(高くたって数千円だろう)の部品のために、何万円もするユニットごと買い替えですか?
それってユーザーをバカにしてません?
地球環境や資源に対する配慮は無しですか?


ここが一番の疑問な訳ですよ。

なんかね、日本のバイク産業が衰退した原因の一端を垣間見たような気がしましたね、ハイ。

続きを待て!
posted by ぶちょ at 16:10| 千葉 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ オピニオン
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/5105521
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック